2007.11.30 十秒 森の樹
きれいなひと

眺めるじんせい

じゅうびょう もりのき さいごのき

2007.11.28 戻りたい
戻りたい

楽しかった あの頃に

戻りたい

今はもう どうしようもない

救われない

生きていても

救われない

生きる資格がない

救われない

ただ どうしようもない

生きてしまっている

2007.11.27 史へ
どうして、こない


ねえ、お願いします

教えてください

きみは何を考えてるの


ぼくたちは




どうすればいい?


2007.11.27 史へ
手紙来なかった

すごく心配してるよ

少し 後悔もしてる

明日は来るかな
2007.11.26 少年
あれは遠い夏の日

太陽がぎらつき照らし付けるのは

そう

土でもアスファルトでもなかった

混濁した時代

絶望しているわけじゃない

これは回顧

あれは遠い夏の日 少年の記憶

せいこう

しあわせ

しんじつ

じんせい

にんげん

えいえん          て なんですか?



答えはいつか見つかりますか?
それを探すために生きてる だなんて
陳腐なこと言わないでください。

どうか           どうか


2007.11.23 ゆきぐに
そこに確かにあるは


    一瞬の光
    永遠の涙
    そしてひとの死
2007.11.22 史へ
きみは気付くかな    手紙にこめたメッセージ

よろこびと かなしみが

まざりあった       思い 思い出

ぼくは   決して忘れはしない

最後に           思い出す力が

なくなってしまったとしても

               忘れはしないから



信じてほしい



きみからの返事を     ずっと 待ってる






きりきり きりと

きりきり きりと

耳元で聞こえる

ねじを巻くように

いとを紡ぐひとが

日に日に量を増す

この響きはどこか


いくのだと

やるのだと


いつまで続くのか

きりきり きりと

きりきり きりと




2007.11.20 笑うひと
笑えばいいじゃないか              笑えばいいじゃないか
どうせ誰も見てないんだ             誰も振り向いたりしないさ


笑えばいいじゃないか              笑えばいいじゃないか
誰さ、火傷しているのは             まだ血を流してるのは誰だい




笑えばいいじゃないか              笑えばいいじゃないか
そんなんで滅んだりはしない          道化だって笑っていたのに




笑えばいいじゃないか              笑えばいいじゃないか
笑いたければ笑うんだ              誰もいないこの国で


2007.11.19 むじん
墓が見える
いまなら一歩でたどりつくだろう

山に
捧げた歌はまだ響いているだろうか

午はとうにかえった
見渡したは偏光
なにもいない
当然であるが

果たして
指で拭うは



貶められた罪

無意味に浮かぶ笑み

瞼が包みこむ瞳



現実が回り始めた。

堕胎を繰り返しながら
人はそこへと進んでゆく。

そこが是か非かはわからないが
いまは希んで行けると思う。
2007.11.14 くちのふた
いたをあけたら

つみきをふみふみ


夜風に打たれる深夜の街路灯


あたまは空白

かたまりに手を伸ばし


時間を過ごす


なにもない

なにもない

なにもない


口に蓋をしないと生きられないあり

かえれば



空が落ちてくる

涙だった

葉がゆれる。

かれはもう戻らないだろう。

目がまわる。

戻れないものもいるだろう。



ベッドに横たわろうとも

かすれまい。

窓から外を眺めようとも

うつるまい。



ただ唯一 糸だけは切れてほしくない。
この溜りが永遠と ここに在り続ければいい。
2007.11.11 ごめん
ひとり

いきる

ひとり

はらむ

やまい

よごれ

むかし

きれい

おまえ

ごめん

ごめん

ごめん


2007.11.09
どうしようもないことがあった。

時間が過ぎることをただ願った。

それだけだった。
2007.11.08 史へ
今日二通目の手紙が届いた。

つらい。

どうすればいいのか。

いや、するべきことなど

わかっていたのであるが

現実が深く重い。

真実が見えない。

もぐっても

もぐっても

果てがない。

ながい。

ながい。

しろい。

しろい。


2007.11.07
生きたいなんて そんな贅沢言うなよ
2007.11.06 そのあと
失ったものははるかに大きく

手にしたものなどなにもなかった
2007.11.04 史へ
ありがとう。

明日手紙返すね。