2008.02.11
影と馬鈴薯2
かわいそうです
僕はかわいそうです
ずっと自分でありたかった
そう 学校の先生なんかが言いそうだ
かけがえのない僕
一度しかない人生
無限大の可能性だなんて
無責任だ
馬鈴薯の形は様々あれど
僕たちから見たらなんら区別はつかないし
最後に辿る道になんの違いがあるんだろう
僕は今そんなことを考えているのです
僕だけの部屋で床に臥して
僕だけの時間が頭の中で創りだされる
そう 妄想
あと一時間もしたら手前の扉が開いて
みんながやって来る
心配してるんだ 僕のことをみんな
そして僕を励まそうと必死に楽しませようと
そう 妄想
影となって喰われるか
馬鈴薯のまま腐るか
みんなみんな みんなじゃないんだよ
みんな みんなだけのものじゃないんだよ
みんなはみんなでもないし他の誰かでもない
みんな みんな 影と馬鈴薯
僕はかわいそうです
ずっと自分でありたかった
そう 学校の先生なんかが言いそうだ
かけがえのない僕
一度しかない人生
無限大の可能性だなんて
無責任だ
馬鈴薯の形は様々あれど
僕たちから見たらなんら区別はつかないし
最後に辿る道になんの違いがあるんだろう
僕は今そんなことを考えているのです
僕だけの部屋で床に臥して
僕だけの時間が頭の中で創りだされる
そう 妄想
あと一時間もしたら手前の扉が開いて
みんながやって来る
心配してるんだ 僕のことをみんな
そして僕を励まそうと必死に楽しませようと
そう 妄想
影となって喰われるか
馬鈴薯のまま腐るか
みんなみんな みんなじゃないんだよ
みんな みんなだけのものじゃないんだよ
みんなはみんなでもないし他の誰かでもない
みんな みんな 影と馬鈴薯
2008.02.10
影と馬鈴薯
僕にはどこに行くにも一緒の友達がいた
そいつは僕と違って頭が良くて
運動もできて腕っぷしが強くて
でもそんなことは鼻にもかけず
いつも明るくてそいつといる奴はみんな笑っていた
僕はそんな奴が友達だってことを誇りにしていた
僕たちは友達 むしろそのことが当時の僕の全てだった
だけどいつからだろう
そいつ元気が無くなっていて
最初はずっと心配してたんだ
僕もみんなも
何をしててもそいつのことを考えていた
だけどいつからか気にもとめなくなっちゃった
そんで そんである日とうとう死んだって
知らされた 葬式ももう終わっちゃったって
僕はどんな気持ちだったと思う?
悲しいとか悔しいとか情けないとか思いもしなかった
僕は僕なんだって 素直にね そう思えたんだ
彼は僕の影で 僕が元気になればなるほど弱っちゃう
其れは当たり前なんだ 残念だけどね
それからの僕はそりゃ頼られていたさ
みんな僕が友達だってことを自慢したりして
僕は生まれ変わった
だけどいつからだろう
僕元気が無くなっていて
今はもう立つこともできなくなっちゃった
ほらまた剥がれていくんだ
そして肥やしになる
当たり前なんだね 僕はみんなの影だから
みんな誰かの影だから
今は違ってもいつか きっと影になるから
うれしいな うれしいな うれしいな うれしいな
そいつは僕と違って頭が良くて
運動もできて腕っぷしが強くて
でもそんなことは鼻にもかけず
いつも明るくてそいつといる奴はみんな笑っていた
僕はそんな奴が友達だってことを誇りにしていた
僕たちは友達 むしろそのことが当時の僕の全てだった
だけどいつからだろう
そいつ元気が無くなっていて
最初はずっと心配してたんだ
僕もみんなも
何をしててもそいつのことを考えていた
だけどいつからか気にもとめなくなっちゃった
そんで そんである日とうとう死んだって
知らされた 葬式ももう終わっちゃったって
僕はどんな気持ちだったと思う?
悲しいとか悔しいとか情けないとか思いもしなかった
僕は僕なんだって 素直にね そう思えたんだ
彼は僕の影で 僕が元気になればなるほど弱っちゃう
其れは当たり前なんだ 残念だけどね
それからの僕はそりゃ頼られていたさ
みんな僕が友達だってことを自慢したりして
僕は生まれ変わった
だけどいつからだろう
僕元気が無くなっていて
今はもう立つこともできなくなっちゃった
ほらまた剥がれていくんだ
そして肥やしになる
当たり前なんだね 僕はみんなの影だから
みんな誰かの影だから
今は違ってもいつか きっと影になるから
うれしいな うれしいな うれしいな うれしいな
2007.12.21
栃木県小山市にて

この写真を撮ったころ
ぼくは幸せだったか
きみに見せるために 拙いカメラを構えたのだろうか
それとも ふたりが終わったあと
彷徨い続けた挙句 こんな光に魅せられたのだろうか
過去はうつろう
そのときに得た感情は二度と湧き溢れはしない
2007.12.19
池袋にて

この街に越してきてから もうじき一年が経つ
歩いて十分のところに これはある
芸術から最もかけ離れた存在の爺は
ここで眠り 今はもう芸術の主体にすらなり得る
それでも さらに時が経てば
彼が頭を預けていた壁はいつか崩れ
爺もまた この場を立ち去る
言葉は残さない 誰も、見ないから
それは 誰であっても 同じ
みんな それぞれ ひとりずつ
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